ホワイトニング
2007年6月18日
今回は、ホワイトニングのお話。
最近、テレビや雑誌で良く取り上げられている、歯を白くする方法です。
歯の表面に付いたステイン(着色汚れ)を落す事とは違い、歯を内部から白くする方法です。
ホワイトニングには、大きく分けてオフィスホワイトニングとホームホワイトニングと呼ばれる2つの方法があります。
オフィスホワイトニングとは、歯科医院において行う方法で、一般的には強い薬やレーザー等の光を用いて行います。短時間で白くすることが出来る反面、元の色に戻るのが早かったり、副作用が出やすかったり、高価でもあります。
ホームホワイトニングとは、自宅で患者さん御自身で行う方法で、弱い薬で時間をかけて行います。時間がかかる反面、元の色に戻り難く、副作用も出難く、安価でもあります。
ここで1番問題なのが副作用
あまり知られていませんが、ホワイトニングを行うと知覚過敏が起こる場合があります。
特に、神経までの距離が近い下顎前歯に起こりやすいのです。
当院ではこれまで、治療における安全を第一と考えてホワイトニングを行って来ませんでした。しかし、やっと安心してお勧め出来る製品がみつかったので
ホームホワイトニングを始めました。
(なんだか、冷し中華みたいだな~)
現在日本では、ホワイトニング用の製品(薬品)には、厚生労働省の承認を受けているものはホームホワイトニング用の3種類しかありません。そのうち2種類は商品名の違いだけなので、実際は2種類しかありません。その他の製品は俗に言う並行輸入品。米国で承認を受けているものがほとんどでしょうが、当院では厚生労働省とADA(米国歯科医師会)の承認を受けている製品を使用しています。
詳しい説明は、また次回のお楽しみ
ただ残念ながら、ホワイトニングの効果には個人差があり、全ての人の歯が白くなるわけではありません。