根管治療
2006年1月10日
久しぶりに、治療のお話です。
この機器は、ルートキャナルメーター(電気的根管長測定器)という物です。
開院以前から愛用している物なので、ちょっと型が古いのですが、性能は現行型とほとんど変わらないでしょう?必要にして十分です。
何をする機器かと言いますと、その名の通り、電気抵抗を利用して根の長さを測る機器です。確か、日大の先生が開発しました。下の写真の様に、リーマーorファイルと言った小さいドリルの様な物に繋ぎ、もう片方を口に引っ掛けて使います。根の治療をした事のある方なら、「ピピッ、ピピッ」と、音がしたのがこの機器です。条件によっては、かなり正確に根管長を測定出来ます。しかし最終的には、やはり指先の感覚です。他の測り方としては、リーマーorファイルを歯の中に入れた状態で、レントゲンを撮ります。そして、レントゲン写真とリーマーorファイルの実測値から、根の長さを計算する方法があります。この方が確実な方法ですが、患者さんは大変です。この様に、正確に根の長さを測りながら根の中をきれいにして、最終的にゴム状の物や薬で塞ぎます。簡単に言うと、これが根管治療です。(簡単に言い過ぎですが・・・)当院では、上の写真の様なアニメーションを用いて、治療の説明をしています。時間がある限りお見せしておりますが、是非見たいと言う方は、遠慮無くお申し出下さい。